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2004/10/23

チーム・アメリカに注目

もうすぐ大統領選挙が実施されるアメリカでちょっとした話題の作品。それが「チーム・アメリカ ワールドポリス」とかいう人形アニメ?らしい。
製作スタッフはあの「サウスパーク」と同じ人達でマイケル・ムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」にも出演している有名人だ。

「チーム・アメリカ」の簡単なストーリー説明。
世界の警察を自認するアメリカが、必要のない対テロ戦争でイラクや中東に夢中になっている間に、極東の軍事国家の独裁者キム・ジョンイルが核武装し世界が大変なことになっちゃってましたってな話。
ようするにアメリカの国際戦略の馬鹿っぷりを笑う作品なのだが、笑えない要素も多い。
イラク戦争に反対する声明を出した俳優や文化人を徹底的にコケにしているのだ。そして映画の中で戦争反対論者はチーム・アメリカによって殺戮される。
マイケル・ムーアなどは木っ端微塵に爆殺されてしまう!

「アメリカはクソだがそれを批判する奴らはもっとクソだ!」
「国際政治のことなんか理解していないくせに役者なんかが偉そうな発言するな!」
「世の中の仕組みがわかんないなら選挙になんか行くな!」
だいたいこんなメッセージがあるらしいんだな。

何でこんな時期に、こんな作品発表するんだ?
選挙に行くなってのはどういうこと?

作り手は「政治的なことには関わりたくない。特別なメッセージなんて無い」とか言っているらしいけど、「選挙に行くな」ってのはもう4年間ブッシュの時代が続くことを容認しろってことでしょ?
ブッシュ政権の政治手法には疑問を持つなってことでしょ?
一般市民が政治に関わる唯一の機会を放棄しろってことでしょ?

政治的な信条に凝り固まった連中をクールに笑い飛ばしているようには見えませんが・・・
そこがかつての「愛國戦隊大日本」と異なるところですね。
スタンスが片方に傾きすぎているのが失敗かな?
こういう作品にはアナーキズムとニュートラルな姿勢が重要だと思う。じゃなきゃ、正直に自分はどちらかの立場を支持しているんだと表明すること。
その点でマイケル・ムーアは優れている。自分の主張を正直に前面に押し出して、逃げも隠れもしていないから。
自分の身に降りかかるリスクを承知で活動しているから。

「チーム・アメリカ」の製作スタッフの皆さんへ。
この作品は十分に政治的な意図を感じますがどうなんでしょう?
単にマイケル・ムーアやリベラルな連中が嫌いだっていうのは個人の自由だけど、物事を深読みできないアメリカ国民にこんな作品提供するのは犯罪だよ。
アメリカ人は真に受けちゃうよ「やっぱり俺達は最高!これからも頑張って世界秩序を守るぞ!」ってね。

サウス・パーク作ってる人達なのになんでこんなアニメ作っちゃったんだろうね?

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» TEAM AMERICA(チームアメリカ)公開! [mikan0530]
これ見逃したんだよね。早くDVD出ないかなー。 TEAM AMERICAを見て [続きを読む]

受信: 2005/06/24 07:28

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