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2004/10/22

ルパンvs複製人間

 ルパン三世の劇場用第1作は、副題が『ルパンVS複製人間』です。

 なかなかDVD化されず、“幻の作品”になってしまっていた映画です。
 他のどうでもいいようなシリーズがソフト化されるのに、なんでマモーだけが?と納得のいかない私でした。

     Lupin_vs_clone_005

 ルパンシリーズで最も評価が高いのは言わずと知れた『カリオストロの城』です。
 だけどアレはルパンじゃないですね。
 あくまでアレは〝宮崎駿の私的な映画〟であり宮崎的ルパンの解釈法なんだと思います。だから、ルパンらしさの片鱗すらない『カリオストロ』はルパン映画としては駄作と言い切ってもゆるされるはず。

 それに対し、劇場版第1作のマモー編は、ルパン三世的要素がふんだんに盛り込まれた娯楽作品として、

完成度が非常に高いにも関わらず、世間の評価は不当なほど低いのが現実。

 なんだか悔しい。

 モンキーパンチが直々に指揮した作品もあったけど、一番ルパンっぽいのは「マモー」のはずです。
 表現しにくいんだけど、いい意味でのインチキ臭さというか無国籍感というかね。

     Lupin_vs_clone_004

 作品全般にわたって、ルパン三世の匂いや、本来醸しだしていた筈の、ハードボイルド感に満ちた良作だと断言します。

 あくまでもリアリストに徹し、己の欲望のままに行動するルパン三世は素敵だ。

 峰不二子が一番綺麗に描かれているのも「マモー」だと思うのです。

 当時小学生だった私は、峰富士子のシャワー・シーンの美しさに感動し、恋してしまって今に至っています。

 「カリ城」に登場する不二子は、宮崎アニメにありがちな、ただの元気な女の子。女特殊工作員でしかなく、峰富士子の持っている悪女さが欠落している。嫌悪感すら感じるんですよね、宮崎駿過ぎて。

 駿さんはコナンやラピュタ、トトロ、ナウシカ等の作品で如実なのだが、幼児性愛傾向があり、強い女の子を描きたがる性癖があるから、峰富士子本来の魅力を理解できず、描き方がわからなかったんじゃないかな。宮崎アニメのヒロインからエロチシズムを感ずることは困難。

 「マモー」の終盤でルパンと不二子が、ロケットに追い詰められながら、地上に向かって梯子を登るシーンがあるのですが、現在の映画で失われてしまった活劇の緊張感が味わえるので、何回見直しても私はハラハラドキドキしっぱなし状態。

     Lupin_vs_clone_007

 活劇の興奮と緊張から解き放たれると、見終わった後の心地よい余韻に浸れる映画です。これはいい映画の条件だと思います。

 何度でも言いますが、「ルパン対複製人間」は、作品のクオリティの高さ、原作に近い雰囲気を持ちながらも、不当に評価が低すぎて、怒りすらこみ上げてきます。

 誰でもいいから、有名人のルパン三世マニアがメディアを通して、『ルパン三世の劇場版作品で最高なのは、「1作目のルパン対複製人間」なんだよ!』って発言して欲しいです。

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