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2005/02/12

日本VS北朝鮮の感想

 少し古い話題で恐縮ですが、ワールドカップ・ドイツ大会アジア最終予選、北朝鮮と日本の試合を観ての素直な感想。

 『北朝鮮強いじゃん!』

 試合前は「日本の方が遥かに強い」だとか「試合にならないのでは?」等といったレベルが違いすぎるという評論が大勢を占めていました。

 確かに北朝鮮は10年近くも国際大会に出場していなかったし、日本が近年着実にレベルを上げてきているのも事実です。
 だけど、「3-0」だとか「5-0」なんて予想スコアはひどいなーと思っていました。

 対戦相手に対する礼儀を逸していますよ。
 別に私は北朝鮮のファンでもマニアでもないけど、日本の特にマスコミの尊大な態度には不満というか釈然としない感情にかられました。

 いったい、いつから日本はそんなにサッカー先進国になったの?
 古い話になるけれど、ワールドカップにおいてアジアの存在を見せつけた最初のチームは北朝鮮です。
 1966年ワールドカップ・イングランド大会で、北朝鮮がイタリアを撃破しベスト8入りした試合は、いまだにヨーロッパ人の心に強烈に焼き付いているのです。
 ヨーロッパサッカーにとって、「北朝鮮トラウマ」といっても過言ではない衝撃を与えたのでした!
 様式や戦略に囚われつつあった近代サッカーに、一石を投じたのが北朝鮮だったんです。
 とにかくシンプルイズベスト!
 足が速い選手がすばやく相手ボールを奪う。
 速攻で相手陣内に走りこむ。
 余計な組み立ては行わずにシュートに結びつける。

 当時の北朝鮮の快進撃は、2002大会の韓国以上に、ヨーロッパや南米の国々に脅威だったのです。

 そんな過去を知ってか知らずか、今や日本はアジアサッカーの盟主気取り。
 お前はジャイアンツか!?っつーの!

 北朝鮮と日本は政治的なからみや歴史問題もあって、それがついついスポーツの分野にも持ち込まれてしまう。
 大方はマスコミやネットうよが煽っていると思うんですけどね。
 扇動報道ってやつですかね。

 私は北朝鮮選手が国際大会で見せる意地というかプライドが好きだ。
 けっして恵まれているとはいえない練習環境で鍛錬し、場合によっては四面楚歌の環境でも顔色も変えずに己の力を発揮する。
 国家への忠誠とか、愛国心とかそんな単純なものではないと思います。
 そこにあるのは蓄積された己のパワーを100%の状態で発揮しようとしているアスリート精神。
 派手さは無いが自身に満ち溢れた表情と立ち居振る舞いは、見ているだけで頼もしくなる。

 試合そのものを振り返ると、日本は油断していたとは言わないが歯がゆさが残る結果だった。
 たしかにスコアでは日本が上回った。
 しかし私の心に残るプレイは北朝鮮選手のプレーばかりなのです。
 北朝鮮GKがいまいちだったから日本は救われたけれど。
 チームとして機能していたのはどうみても北朝鮮だったのです。

 日本が苦戦したのは、それが今の日本の実力だから。
 中田や大久保がいないからとかじゃないのです。
 小手先の技術にうぬぼれてしまって、己を向上させることを忘れてしまったチームに未来は無いのです。

 この試合で一番の収穫は北朝鮮の「強さ」でした。
 最終予選が終了するまで北朝鮮代表の動向からは目が離せない。

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