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2005/05/20

BLADE RUNNERで思うこと

 『BladeRunner』は私のお気に入り映画。
 今も昔も私の中では永遠のマイブーム状態。

geisha

 そんな私だけど、『BladeRunner』とはリアルタイムで接してはいない。

 この作品の存在を知ったのは公開から3~4年後のこと。当時入会していたJSWFC(ジャパン・スター・ウォーズ・ファン・クラブ)の会報でのこと。 STARWARS至上主義者だった私は他のSF映画にたいして関心が無かったので思いっきり見逃していたのでした。

 BladeRunnerの存在を知ってからも「観てみたい!」とは全然思わなかった。紹介されているスチール眺めても内容がさっぱり訳わかんないし、ハリソン・フォードも特に好きじゃなかったし。
 さらに私の大きなカン違いというか、大きな過ちは映画のプロットを自分勝手に解釈していたこと。“Runner”という単語から『走る人の映画』だと思い込んでしまったのだった。 よくわかんないけど、映画のセットからして未来的な雰囲気だから、遠い未来の陸上選手もしくは大都会の片隅で懸命に労働する郵便配達夫の物語だと解釈してしまった。 今思い起こしても何でこんな妙ちくりんな発想をしたのか自分でも理解に苦しむ。

 ちなみに使用されていたスチールは、デッカードがゾラを殺害するために放射能を含んだ酸性雨が降りしきるL.Aの雑踏の中を駆け回るシーンだった。「やっぱり走る映画なんだ」とカン違いが大増幅である。 仮にスチール写真が別のシーン、たとえば巨大な電光掲示板で微笑むゲイシャガールだったら、きっと興味深深だったのかも。

 そんな訳で、私のBladeRunnerとのコンタクトの機会は大きく遅れてしまい、初めての接点は劇場公開から5~6年後に、当時TBS系列で放送されていた「月曜ロードショー」のプログラムにおいてだったのです。 もう少し早くBladeRunnerと出会っていたら私の高校生活も緊張したものになっていたんだろうに・・・ 悔やんでも悔やみきれないとはこのこと。

futatudejubun

 今では「近未来SF」とか「サイバーパンク」なんて言葉も死語になりつつありますが、BladeRunnerは見事にその後のSF世界に潮流を生み出しました。うす汚れて生活感が漂う、東洋と西洋がごった煮で日本企業の広告で溢れたリトルトーキョーっぽいセット。もう『AKIRA』かP.K.ディックの作風をとにかくパクレて感じ。実際、今でも日本のマンガやアニメは海外のクリエイターにパクられまくりで、ハリウッドの連中は日本の貴重なソフトをパクリまくって、過去のマンガやアニメの版権を格安で買い叩いているそうだ。何とかならいのかよ。

 しかし! 『ふたつでじゅうぶんですよ』の謎の正体が「えび丼」だったとは!ずっと「海老天そば」だとばかり思っていましたから。某サイトで公開されていた未公開場面のショットにはとても不味そうな「えび丼」が写し出されていました。どんぶりご飯の上にどす黒い「生」の海老が乗っかっているんです。海老天ではありません。「生えび」なんです。それも特大の・・・ 寿司マスター(sushi master)じゃなくても『ふたつでじゅうぶんですよ』って言いたくなる。

 そして少なからず衝撃を受けたのは寿司マスターのこと。私はずっと、蕎麦マスター(soba master)だと信じ込んでいました。海外のBladeRunnerサイトのほぼ100%が「sushi master」と表記していると知った時は天地がひっくり返る思い。天動説が間違いで地動説が真実と知ってしまった中世の人間のような気分でした。もう何も信じれない!

 BladeRunnerはいい作品だ。何度でも言うよ。もっと言わせてもらいたいことがある。ディレクターズカット版だけじゃなくオリジナル版DVDも発売してくれ!俺はデッカードの呟きが好きなんだ!ワーナー何とかしてくれ!この思いは俺だけじゃないはずだよ。

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