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2005/06/19

トヨタはF1の恥

 F1アメリカGPが本日開催される。
 速報によるとトヨタ車が初のポールポジション獲得らしい。
 これって本当に凄いことなのか?

 F1界は周知のとおり、メーカーの思惑と組織を牛耳る首脳部のドロドロした骨肉の駆け引きが展開されている。そこにはモータースポーツの爽やかさの欠片など微塵も無い。はっきり言って薄汚い世界だ。そこでは選手であるドライバーにも政治的な駆け引きが要求され、いかなる手段を用いようともライバルを蹴落とすことは正当化される。

 トヨタはF1に参戦して数年になる。エンジン、シャシーともにオールトヨタ製でメイドインジャパンのハイテク結集ってのが売り文句だ。言葉だけだととても美しい理念と思ってしまう。ホンダやヤマハはエンジン供給のみだったから全部自分の力でやってやろうというのは素晴らしい冒険である。
 だけどよく考えて欲しい。トヨタは冒険なんかしたことあるか?

 数十年来オリジナリティーは皆無で、他メーカーのいいとこ取りっていうか一言で言えば『パクリ』で開発費を抑えて、ひたすら利益追求のみに猛進してきたのがトヨタの実態だ。

 危ない橋はけっして渡らない。これは企業として経営を安定させるための重要な要素である。これを否定するつもりは無い。だけど企業として倫理的にしてはならないことが存在し、それを守りとおすのは企業云々の問題ではなく、人間としての姿勢が問われてくる。

 今回トヨタはF1参戦に対し多額の献金をFIAにしたとされている。よってFIAという団体はトヨタには何かと甘いらしい。たとえばトヨタのライセンス更新違反事件。詳しい内容は過去の新聞記事等で確認してもらうしかないが、簡単に言うとF1参戦するチームには必要な免許が発行され、それは期限が設けられているので更新する必要がある。私たちの運転免許と同じ仕組みだ。だけどトヨタはしばらく免許の更新を怠っていたのだ!
 無免許で最高峰の自動車競技に参加していたわけだから、どう考えても重大な規則違反であり、獲得ポイントや競走成績の抹消などの厳罰がくだされても不思議ではない。なのにトヨタにはなんの制裁も下されなかった。これって変でしょ?
 わかりやすく言えば政治の舞台が国会からサーキットに変わっただけなんだ。トヨタのような大企業は自民党などの与党に多額の献金をする。献金された自民党はトヨタに有利な法律の制定や税制をして恩返しをする。つまりFIA=自民党ってこと。権力の傘に庇護されたトヨタに怖いものは無い。

 でも何でこんな悪辣な手段を使ってまでトヨタはF1にこだわるのか?それは大方の人が考えているとおり、トヨタのブランドイメージの向上に他ならない。特にヨーロッパ等においてはトヨタとモータースポーツのイメージは結びつかないらしい。日本のメーカーといえばかつてのF1で圧倒的な強さを誇ったホンダでありWRCで活躍するスバルや三菱、motoGPで連勝を続けるヤマハなのだ。

 トヨタはそこで考えたのだろう。トヨタが効率よくブランドイメージをあげるには既存のメーカーの地位を失墜させればよいのだと。まさにノーリスク・ローコスト。トヨタ商法の本領発揮ってなとこ。標的にされたのは勿論ホンダでしょうね。言いがかりにも等しいレギュレーション違反の裁定により出場停止とポイント没収のペナルティーが下された。問題はホンダエンジンの構造上の特性で、規定の最低重量を満たしていなかったという容疑。だけどこの検査は何故かBARホンダのバトン車にのみ実施されている。同じような構造のフェラーリやトヨタにたいしては未実施なのだ。ますます変だ。ホンダは既に同じエンジンで何戦も戦っており、今回の車検違反は容疑そのものの捏造、冤罪といっても過言ではない。

 トヨタは企業収益をひたすら膨張させ続けている。カンバン方式という奴隷労働によってだ。注文に応じ部品を調達し在庫をつくらないとは効率が良いように感じるが、その実態は現場労働者の労働条件を無視した不規則勤務によって成り立っているのが現実だ。

 労働者の血を絞り取って得た金でF1の盟主の座すら我が物にしようとしているトヨタ。
 
 ホンダ負けるな! モータースポーツを愛する人間は皆わかっている。
 真の勝者、サーキットで最速のマシンは今も昔もホンダだ!
 
 トヨタが道理に反した手法で得る名声など長続きするわけが無い。 ピュアなスポーツスピリットを持たない企業はいつかサーキットから駆逐される日が来ると信じたい。

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» ドライバーのレースが見たいのだが・・・ [戯言]
F1について書くと、ついモズレーとエクレストンへの悪口になってしまう。今日は冷静に書きましょー>おれ。 昔はよかった・・・ (おっさん故、懐古) セナやマンセルの時代は、ドライバーと車で勝敗が決まっていたと思う。 速い車はもちろん有利だったが、ドライバーの能力やドライバーの作戦で、多少不利な車でも可能性があった。 MP4/4や、FW14のようにとびぬけて車が速い場合もあったが、セナ、プロストに代表されるようにチーム内での争いがあり、救われた。 最近のはつまんないなー 最近は、車が速くないと、ま... [続きを読む]

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