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2005/10/16

鴻之舞の残光

 北海道の紋別市の郊外というか山奥に「鴻之舞」という地区が存在します。
 ここはかつて金山の町として栄えていたそうで、“東洋一の金鉱”として知られていたそうです。
 しかし採掘量の減少とともに賑わいも衰え、現在では繁栄の面影すらありません。
 詳しい資料は紋別市立博物館に展示コーナーが設けられていいます。

koh_no_mai_apartment_house_3

 私個人の思い出としては“恐怖の心霊スポット”という印象が強いですね。
 大学生は必ず新入生を夜中に鴻乃舞に強制連行して放置していましたから。
 なぜ恐怖なのかは鴻之舞の歴史を知る必要があります。

 私が学生時代に聞かされた話です。

 太平洋戦争当時、男子が徴兵で戦地に送られ国内の生産事業に従事する労働人口が減少し政府は頭を悩ませました。妙案として上がったのが当時日本が植民地支配していた朝鮮から朝鮮人を連行して日本国内の現場労働に従事させようということだったらしいのです。鴻之舞でも多くの朝鮮人が働いていたとのことです。

 しかし労働といっても奴隷的で過酷な作業を朝鮮人たちは強いられ、悲惨な状況で命を落としていったといいます。

 そのような時代背景があるのでゴーストタウンと化した鴻之舞には浮かばれない朝鮮人労働者の魂が地縛霊となって存在し続けるのだというのです。

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 私は現地の人間ではないですし、60年以上も昔の話ですから、鴻之舞の伝説がどこまで真実なのかは知る由もありません。

ですが、江戸時代とか大昔の言い伝えではなく、近代日本の軍国主義の暗黒時代の話なので妙なリアリティを感じたものです。

koh_no_mai_apartment_house_2

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koh_no_mai_sumitomo
(ムムッ! 住友のマークが・・・)

 先日、紋別を訪れた折に鴻之舞にも足を運びました。
 私が学生時代の頃は、朽ちる寸前の民家やアパートが多数残っていましたが、現在では数件のみでした。
 幸か不幸か幽霊と対面することはありませんでした。

koh_no_mai_kinenhi

 しかし幽霊以上に驚いたのは昆虫の多さです。
 8月の下旬でしたが鴻之舞は昆虫の惑星だったのです。
 無数のバッタが飛び交って、人や自動車に特攻を仕掛けてくるのです!
 自動車のフロントグリルやヘッドライトはバッタの死骸でグチャグチャのベトベト・・・
 バグスには恐怖心というものが無いのか?

 『宇宙の戦士』(STARSHIP TROOPERS)の機動歩兵が欲しくなりました。
 ジョニー・リコの感じた恐怖を体感できます!

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