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2006/03/21

超革命的中学生集団

 超革命的中学生集団・・・・・・

 この平井和正の異色SFジュブナイルは、古本屋を徘徊してでも探し出して読む価値あり! 超革命的中学生集団を知らないなんて、人生において巨大な損失だと思います。

 私個人としては、平井和正の代表作といえば『超革命的中学生集団』なのです。幻魔大戦よりも、ウルフガイよりも『超革命的中学生集団』なのです!

 『超革命的中学生集団』、なんという心地よい響きなのでしょう! タイトルだけで目眩がしてきます。 そしてこの表紙の絵! ワクワクするなと言うほうが無理だ。

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 白覆面のプロレスラー! 武装した半裸の美女の群れ! 頭の悪そうな中学生達!

 妖しいオーラを発しまくりの表紙に圧倒されること確実! とにかく、まずは全ての人間はこの表紙にひれ伏すしかないのだ!!!!

 超大作SFアートの巨匠、生頼範義先生の渾身の作です。本文内にも挿絵が多数あって、

とても楽しく読めます。

 平井和正というのは躁と鬱を繰り返す性質があるらしく、幻魔大戦ウルフガイ・シリーズは鬱の時に、『超革中』のような夢と希望と躍動感に溢れた作品は躁の時期に書かれたらしいです。

 平井和正ファンの多くは『超革中』に違和感を覚えると言います。しかし私の平井和正入門は幸か不幸か『超革中』だったので、幻魔大戦やウルフガイなどは陰鬱すぎて読めません。(「狼男だよ」は別格です)

 『超革中』と短編集『怪物はだれだ』とかが私にとっての平井和正なんです。

 いわゆる“ハチャハチャSF”というジャンルが好きなのです、私は。

 ストーリーは一言で表現すると、〝超能力を得てしまった普通の中学生の苦悩〟です。  なんだかアメコミのヒーロー、とくにスパイダーマンのような悩めるヒーロー物語みたいに聞こえますが、全く正反対の作品です。

 「普通」のさえない中学生(現代の中学生と違い、昭和40~50年代の中学生は非常にショボイ)が、宇宙人Xから超能力を授けられ、初期段階では高尚な理想を胸に抱きつつも、徐々に狂気に走る様子が読んでいて恐ろしくなります!

 ちなみに今回紹介したのは角川文庫版ですが、ハヤカワ文庫版もあります。ハヤカワ版の表紙アートは永井豪先生が担当されています!

 全ての人民よ!書店へ向かえ!

 『超革命的中学生集団』を手にする時が来た!!!!

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