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2006/06/05

PSYCHOな友人

 私にはK君という友人がいた。高校時代の友人である。

 K君は飾らない人柄で、勉強は平均以上に出来たし、スポーツもがんばっていた。

 大柄な体躯、温和な性格、ユニークな発想、好かれることはあっても嫌われるような人物ではなかった。

 高校卒業後K君は建設関係の会社に就職した。高校卒業後に1回だけ会ったことがあるのだが、

学生時代と変わった感じはしなかった。

 その後、私は北海道で大学生をすることになり、K君も仕事の関係で地元を離れ、私とK君との接点は無くなってしまった。

 気にしつつも、連絡を取ることもなく、時間だけが過ぎ去っていったのだが・・・・・

 意外な形でK君の消息が伝わってきた。

 たまたま私が仕事で立ち寄った家がK君の近所で、その家の老婆が最近のK君について語ってくれたのだ。

 K君は精神に異常を来たしているという。

 就職はしたものの、元々勉強ができたK君は仕事をやめ、大学を受験してどこかの大学に入学したらしいのだが、その後おかしな言動が目立ち始め、大学を辞めて実家に戻ってきたということだった。

 K君は狂ってしまったらしい。

 毎日何をするということもなく、近所を徘徊して住民から気味悪がられているのだ。

 悪さをするわけでもないのだが、真昼間からブラブラと街を歩き、通行人や他人の住居を眺めているという。

 老婆曰く、「K君は小さい頃に自宅の前で自動車に轢かれたことがある。頭を強く打って救急車が来るまで道路の上で頭から血を流して倒れていた。K君が狂ってしまったのは事故の後遺症だ。小さい頃から頭は良かったけど、どこか普通じゃなかったからねー。頭が良すぎるのも考え物だよね。」

 どうやらK君が精神病なのは間違いないみたいだ。

 近所の老婆の話から察するに、小さな頃からK君は普通じゃなかったみたいだ。

 私が親しく接していたK君は、近所の人達にとっては「ちょっと頭のおかしなK君」だったのだ。

 最後に老婆は「危害を加えられたわけじゃないけど、何か間違いを起こしてからは遅いからね。心配だよ」と語った。

 たしかに老婆の言うとおりだ。病気は仕方がないことだけれど、同じ地域で生活する人々の不安も理解できる。

 私だって隣家に頭が狂った人間が引っ越してきたら恐ろしい。

 精神病患者に対する偏見はあってはならないと思うのだが、正直怖いというのも本音である。

 私に出来ることは何も無い。

 K君は専門医へ受診しているのだろうか?

 適切な医療を提供してもらっていて、病状が安定していればいいのだけれど。

 K君に会ってみたい。

 懐かしさが半分、興味本位が半分というのが、私の偽らざる気持ちだ。

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