« The CLASH 白い暴動 | トップページ | なんでマテラッツィが・・・・ »

2006/07/09

カテナチオの勝利

“アズーリ”こそ勝者に相応しいチームだと思います。

    Spain_82_19

          (1982年のアズーリ)

〝カテナチオからの脱却〟をテーマに本大会に挑んだイタリア代表“アズーリ”でしたが、

結果的にはインテルが確立した、イタリアの伝統的戦術である『カテナチオ』の優位性を証明したものになっています。

 イタリア以外のチーム、たとえば華麗なテクニックを前面に押し出した攻撃が身上のポルトガルや、“シャンパンサッカー”と形容される優美なサッカーであるはずのフランスが行っているサッカーは、誰がどう見ても『勝つためのサッカー』、『負けないためのサッカー』でした。

 2006ドイツ大会は、はっきり言えば守備的なサッカーにこだわったチームが多かった大会ですね。

 面白くないと思う人が多いかもしれませんが、結果が全ての世界では勝ち残った者が正しいのです。

    Rossi_20

 敵の長所を徹底的に潰すサッカーを実行し、敵に得点を与えない。そうすれば最小得点で効率よく勝ち上がることができる。

〝カテナチオの正当性〟が実証された大会といえます。

 私はヨハン・クライフが好きですが、クライフは結果よりもプレイの美しさにこだわりました。

 ジーコは常々守り続けるサッカーよりも、攻め続けるサッカーの重要性を説いています。

 守るだけでは勝ちあがれないとういう理由です。

     Spain_82_15

 サッカーをENTERTAINMENTと限定して考えた場合、クライフやジーコの信条は正しいです。激しい点の取り合いを観客は喜ぶでしょうし、何よりもプレイヤーも攻撃に徹することのほうが楽しいはずです。

   Rossi_31

 しかしトーナメントでは結果が全て。

 己の長所を打ち消され、得点を上回る失点を重ねれば、手元には何も残りません。

 美しいサッカーは確かに人々の記憶に残るのかもしれませんが、それはあくまでもノスタルジーで語られる性質のものであって、「記録」としては残りません。

 2006ドイツ大会はサッカーの潮流を左右した大会だったと記憶されるはずです。

 カテナチオの優位性が再確認され、世界的なトレンドとして猛威を振るうことになることでしょう。

|

« The CLASH 白い暴動 | トップページ | なんでマテラッツィが・・・・ »

「サッカー」カテゴリの記事

サッカーW杯」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/43625/10854863

この記事へのトラックバック一覧です: カテナチオの勝利:

« The CLASH 白い暴動 | トップページ | なんでマテラッツィが・・・・ »