市長射殺
長崎市長が選挙運動中に射殺された事件がありました。
市長射殺という思いもかけない事件が発生したわりには、選挙そのものは滞りなく実施され、新しい長崎市長が誕生しました。
だけど何だか変な雰囲気がするのですよね。
何がって?
それは市長射殺犯を、市長襲撃に駆り立てた動機についての報道のしかたです。
だって、
新聞もテレビも、ヤクザが供述している内容を鵜呑み(敢えてそうしているのか?)にした報道の一辺倒でしょ?
車が事故った云々で、以前からヤクザと長崎市の間にはトラブルがあっただとか。
政治的な背景は無く、市長に対する個人的な恨みがどうのこうの。
揚げ句の果てには、「行政を標的にした暴力団による介入事件が多発しているので、長崎だけの問題と捉えず、社会全体の問題として取り組むべきだ」、だとか言い始めるしね。
的外れもいいところだよね。
馬鹿みたい。
行政に介入するヤクザの問題なんて今に始まったことではないんだし、ましてや個人的な恨みが動機なんて、早急で短絡的過ぎる結論づけなんじゃない?
核兵器で攻撃された長崎という都市で、核兵器がもたらした惨劇と核兵器廃絶を世界にアッピールしてきた市長という存在が、公衆の面前で選挙運動中に殺された意味は、もっと重く受け止めなくてはならないはずだし、事件の構造を単純化して済ませてしまってはいけないんだと思う。
あくまでも市長を射殺したヤクザは、殺す役目を請け負っただけの存在だと考えるのが普通じゃないのかな。
ヤクザという反社会的な存在だし、ピストルを所持していても違和感ないし、重大犯罪を犯しても想定内だし。
事件現場で警官隊に殺されても誰も文句言わないし、逮捕後死刑になっても悲しむ人もあんまりいなさそうだし。
撃つように仕向けた人が絶対にいるんだと思う。
思想的な背景は無いとか報道されているけれど、現在活動中の右翼団体のバックには暴力団が必ずといっていいほど構えています。
思想信条は持ち合わせず、右翼の衣をまとって企業や地方自治体に恐喝を繰り返すことが全ての、利権団体と化しているのが、右翼の姿であり、その実態はヤクザなのですから。
長崎市長を殺して得をする人。
長崎市長が死んでくれて都合の良い人。
長崎市長の死がもたらす、有象無象のメリットに喜ぶ人が必ずいるはずだし、既にそういった人々が現れているかもしれない。
世の人々は敏感にならなくては駄目なのです。
このままだと、射殺犯の背景にまで捜査がおよばないようなムードが漂いはじめたので、心配になります。
国民を愚弄するにも程がある。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 核戦争を待望する人々(2004.11.01)
- 燃えろ!Formula One、F1(2009.03.29)
- フレディ・スペンサーの思い出(2005.03.17)
- Che Guevara は君に語りかける(2009.01.28)
- 考えるな! 感じるんだ!(2005.12.23)


最近のコメント