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2007/04/15

異次元の世界『流氷庵』

 他の記事で紹介した『番屋』と『珍満』は美味しいお店でした。
 少なくとも私は知人に「美味しいお店」として紹介できる自信があります。
 ただし、これから紹介する『流氷庵』は美味しいとか不味いとかで語れるお店ではありません。
 なぜなら“別な世界”だからです。
 私たちの常識で理解できないものを評価できるわけがありませんよね?

 店舗についての説明を一応します。

 店は『番屋』の脇というか裏というか妙な位置にあります。
 『番屋』と建物の一部を共有したような造りをしていました。
 店構えはとても小さく、夜間でも店内から灯りがもれてくることはありません。
 『番屋』に行く際に嫌でも視界に入る謎のお店・・・ それが『流氷庵』でした。

  Ryu_hyo_an_1

 当時の私はある友人と「美食倶楽部」という食べ歩きのサークル活動を実施していました。
 2人にとって『流氷庵』は“いつか超えなければならない壁”として立ちはだかっていました。
 ある時2人はついに意を決し、店内に突入を試みました!
(ここからは突入時のドキュメントです)
 
 ある冬のお昼時のことです。
 店内は数人が座れるカウンター席とテーブル席が一つ、奥の方には座敷席でテーブルが二つ。
 カウンター内には店員らしい中年女性がいます。
 奥の座敷には数人の漁師風の男達が、真昼間から酒をあおって寝っころがって世間話をしています。
 カウンター席に座った私たちに視線が集中します。
 店員「うちは御飯ものやってないよ」
 店内のおしながきには丼ものメニューがかがやいていましたが・・・
 いきなりやる気の無さ全開です。
 倶楽部「何ができるんですか?」
 店員「うーん、時間かかるけど麺類ならいいよ」
 倶楽部「じゃ、ラーメン2つください」
 ラーメンを待つ2人にお水が出されました。
 接客っぽいこともするんだなと思ったら、グラスはワンカップの空き瓶でした・・・
 しかも水面に薄っすらと氷が張っていました。
 その次の瞬間、私たちの意識は飛びました。
 店員が私たちの真正面で、“インスタントラーメン”の袋を開け始めたのです。
 一応ラーメンの銘柄は「菊水」でしたが・・・
 ラーメンをすすりながら「食べたことのある味だな」という感想というか感情が沸き起こりました。
 値段は500円くらいだったのでしょう。

 『流氷庵』を後にした私たちは真直ぐに『勝山』に向かったのは言うまでもありません。

 数日後、私は「自分の感覚が変なのかもしれない」と思うようになり、後輩に『流氷庵』を勧めました。

 『流氷庵』を経験した後輩の言葉
 「味はともかく、凄い店でした」
(以前に私が書いた「UNFORGETTABLE ☆紋別☆」のサイト内の記事を転記しました)

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