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2007/04/08

無責任なマスコミ ~忘れられた白装束集団~

 N県S市のI公園にある自然散策道を歩きに行ってきました。

 そこで見かけた不思議な光景。

Pana_wave

 ↑

 写真に写っている白っぽいものって何なのでしょう?

 かなり広範囲にわたって、山肌のあちらこちらが、白い布というかビニールシートのようなもので覆われていました。

 山道の維持管理の作業のようでした。

 だけれども、私が白い布で思い出してしまうもの・・・・・

 それは、

 一時期日本中の話題を独占した、謎の『白装束集団』のことなんです!

 何て言いましたっけ、〝パナウェーブ研究所〟とかいうアレですよ。

 千野なんとかさんって言うおばさんが、代表というか教祖みたいな存在で、そのおばさんをのもとに多くの人(信者?)が集まって、日本全国をキャラバン隊を組んで放浪していたアレのことです。

 移動用のワゴン車の車体全体を白い布で覆って、運転手の視界が最低限確保されただけの状態は、右翼の街宣車よりも不気味だったです。

 確か白い布には、矢印と渦巻きを組み合わせたような妙な紋様が描かれていましたね。

 よく覚えていませんが、白い布と、変なグルグル模様が、人体に有害なパナウェーブとかいう電波だか宇宙線から身を護る唯一の手段なのだとか。

 そして研究所の人達(信者?)も、全身を真っ白な布で保護していて、KKK〔クー・クラックス・クラン〕かデストロンの首領(仮面ライダーⅤ3)の様ないでたちで、興味本位にマスコミが取り扱うのに十分な要素を満たしていました。

 代表者の千野さんは特別な存在らしく、地球に降りかかる災厄を一身に受け止めているとされてまして、千野さんのおかげで本来なら地球と衝突するはずの謎の天体が、衝突することなく人類は無事に過ごせているのだと説明されていました。

 全ての災厄を受け止めたり、有害なパナウェーブの影響をもろに受けてしまったが為に、千野さんはあらゆる種類の病魔に身体を蝕まれておりまして、数種類の末期がん(!)と診断されてると、当時マスコミの取材に自ら語っていました。

 そういう意味では、千野さんはやっぱり教祖様なのでしょうね。

 あちこちの山奥でキャンプを張っては、キャンプ地の周囲の樹木など自然環境そのものを、勝手に大量の白い布で覆い隠すので、地元住民とのトラブルもよく話題になっていました。

 自然そのものを布で覆いつくそうというのは、ある意味凄まじい執念とも言えます。

 だからこそ、一般常識からはどんどんかけ離れていき、“カルト”と認識されるのでしょうね。

 最近はマスコミの話題に上ることも皆無といってので、忘れてしまった方も多いのでは?

 本当に日本人は飽きっぽいというか・・・・・

 そもそも、あれほど大々的に報道する必要があったのかも疑問。

 山林を所有する人達にとっては大迷惑な白装束集団でしたが、社会全体への影響を考え場合、オウム真理教や統一教会のような反社会的な存在だったかは疑問です。

 白装束集団の行為そのものは異様だし理解不能なものに間違いありませんが、社会に実害を与えるようなカルト新興宗教だったとは位置づけられないように思います。

 ちょっと変わったことにのめり込んでいる、ちょっと変わった女性と、そのちょっと変わった女性を応援する、ちょっと変わった人達の物語。

 あくまでも、女性週刊誌の見出しで語られるレベルの、興味本位の対象でしかなかったはず。

 完全に国民の関心の主流からは外れた『白装束集団』ですが、当時としては間違いなく国民の関心事の頂点だったことは事実です。

 過熱報道の真意はなんだったのでしょう?

 白装束集団騒動の陰には、国民の興味をひきつけることなく消えていった、本当に国民が知るべき重要なことが、ロクに報道されなかったという可能性が残ります。

 為政者は時として、センセーショナルなニュースを巧みに利用、または適当なニュースが無ければでっち上げてでも、国民の視線を惑わすための策謀を平然と行います。

 疑い始めたらきりが無いですけれども、大相撲の八百長問題や、プロ野球のアマチュア選手への裏金問題などが、最近のマスコミが扱うコンテンツの中心です。

 レッドソックス松坂に関しては、過剰ともいえる報道が連日連夜行われています。

 八百長疑惑にしろ、裏金問題にしろ、個々の分野では大変な案件かもしれませんが、国民全体を巻き込んで議論し、真相を追究する必要のある内容なのでしょうか?

 松坂の活躍は報道番組のトップに持ってくるほど重要なのでしょうか?

 もしかしたら、 「国民的な関心事」に無理やり押し上げられているのかもしれません。

 マスコミは不偏不党ではないのです。

 公正中立な報道倫理などというものは幻想です。

 メディアが平気で国家の嘘に加担し、国家主導のイデオロギー形成に尽力することは、歴史の真実が物語っています。

 嘘で固められたメディアの中から、真実を探し出す力が多くの国民に求められているのかもしれません。

 ある種の特定のニュースに、国民の大多数が注目し熱狂させられている瞬間は、真に知るべき事実が葬り去られている瞬間でもあることを認識しましょう。

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コメント

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投稿: CervantesHazel | 2012/03/25 09:16

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