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2007/06/08

サッカー差別

〝高地での国際試合を禁止する〟

 これはFIFA(国際サッカー連盟)が打ち出した国際試合開催に関しての新基軸なのですが・・・・

 いかがなものなのでしょうか?

 詳細はというと、

FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長は現地時間27日、標高2500メートルを超える高地での国際試合開催を禁止することを発表した。ロイター通信が報じている。

 今回スイスのチューリッヒで開かれた理事会での話し合いを受け、記者会見に臨んだブラッター会長は「高地開催禁止について、特に南米から不満があるのは承知している。しかし、我々は選手たちの健康を第一に考えなければならない」とコメントした。

 なお、高地開催で有名なのは南米のボリビアで、世界で最も高い首都ラパスで開催される試合は実に海抜3600メートルを超え、同国は地の利を活かした戦いを繰り広げてきた実績がある。

 よくわからないのですが、高地で行われるサッカーというのは健康上そんなに問題があることなのですかね。

 何十年も前から続けてきたことなのに、「何をいまさら」って感じがします。

 基本的にホーム&アウェーで行われる国際試合では、それぞれのホームチームにアドバンテージがあって当然。

 健康上の問題を取り上げ始めたらキリがありません。

 拡大解釈されたら凄いことになりそうです。

 たとえば・・・

 「中東諸国は気温が異常に高いので選手の健康上良くない」(日本は喜ぶかもしれない)

 「旧ソ連圏の冬の寒さは異常だから選手の健康上良くない」(西ヨーロッパ勢はきっと歓迎)

 上記のようなある意味まともな(?)意見はともかく、「○○国は宗教上の戒律が厳しすぎて滞在するとストレスが溜まる」とか、「○○国に行くための交通手段が不便」だとか、各々にとって都合のいい主張を言い出しかねません。

 ホーム&アウェーで試合を行う以上、公平な条件で試合をやろうというのは実現不可能なのです。

 特に問題だと思うのは、高地開催の禁止に該当しそうな国々がけっして豊かな国ではないのだということ。

 ボリビアやコロンビア、ペルー、エクアドルなどでは殆どの国際試合が“高地”で行われます。

 アンデス諸国がFIFAの国際基準をクリアするには、低地での新たなスタジアムの建設を要求されてしまうかもしれません。

 とても大きな負担のはずです。

 高地の国々が意図的にボイコットしなくても、開催条件が整わずに国際試合に参加できなくなります。

 高地試合の禁止はブラジルやアルゼンチンなどのサッカー強豪国の救済措置と解釈されても仕方ないと思うのです。

 FIFA内における政治力が露骨に表れているというか・・・・

 これまでどおりの条件で国際試合を開催することこそが、『公平性』の維持であると思います。

 高地で試合したくないのなら、高地に乗り込むのを拒否すればいいだけのこと。

 当然試合は不戦敗です。

 試合を拒んだ当然のペナルティーでしょ?

 負けにされたくないのなら、正攻法で戦って勝てばいいだけのこと。

 嫌なことを相手のせいにするのは卑怯。

 逆に考えれば、アンデス諸国が低地の国に乗り込むことは、アドバンテージを全く失うということ。

 それでもアンデス諸国は文句を言わない。

 『酸素が濃いから負けた』なんて愚痴をこぼしたことは無いですよね?

 ワールドカップがサッカー世界一を決める唯一の大会であるためには、地理的要因や気象条件を理由に参加できなくなる国を生み出さないことに配慮しなくては駄目なのです。

それがサッカーという世界共通の価値観を浸透させたFIFAの使命。

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