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2007/09/26

トコイ

Wood_mask 『奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡で、木製の仮面(弥生時代末~古墳時代初頭、3世紀前半)が出土し、市教委が26日、発表した。古代の木製仮面としては国内最古で、これまでの例を約400年さかのぼる。同じ場所から木製盾の破片や鎌の柄が見つかり、盾などを手に面をつけて踊る呪術師の姿をほうふつとさせる。古代祭祀(さいし)の具体像を知る一級資料で、農耕儀礼や鬼追いのルーツという見方が出ている。』~新聞報道より抜粋~

日本の古代史好きの私としてはたまらん話題ですね。

ところでこの仮面、どこかで見覚えがあるぞ!

忘れようにも忘れることのできない不気味な容貌。

一見すると「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくる、人間を吸血鬼化する石仮面(柱の男の中で最も高い知能を持つとされるカーズが作った)に似ていますが・・・・・

私が気になったのは「ジョジョ」の石仮面ではなくて、諸星大二郎の「妖怪ハンター」の初期のエピソードに出てくる古代の呪詛に使用されたとする仮面に酷似しているからです。

簡単に説明すると確かこんな話だった。

猟銃で狩に出かけたある男が、ふとしたことから古代の日本にタイムスリップしてしまいます。

古代世界で男は古代人の若者と出会ってしまいます。

古代人は男を怪しんで襲い掛かります。

男は身の危険を感じ、持っていた猟銃で古代人の額を撃ち抜き、射殺してしまいます。

古代人の若者を射殺すると、仮面を被った別の古代人が現れました。

仮面の古代人は男に向かって“トコイ!トコイ!”と謎の言葉を投げかけます。

男は夢中で射殺現場を走り去るうちに、現代の世界へ戻ることができました。

無事に現代社会に復帰できた男でしたが、毎晩ある夢に悩まされることになります。

夢というのは、仮面の男は射殺された若者の父親で、洞窟のなかで息子の遺体を前に飲まず食わずでひたすら“トコイ・・・トコイ・・・”と呪文を唱えるという内容でした。

仮面の目の下には3本の線がひかれていますが、それは息子を殺されたことに対する恨みと悲しみの涙を表現しています。

現代の男はまともに睡眠ができず衰弱していきます。

同時に夢の中の仮面の男も“トコイ・・・トコイ・・・”と唱えつつも衰弱していきます。

最終的に現代の男が衰弱しすることで物語りは完結します。

“トコイ”というのは古代の言葉で呪詛を意味するそうです。

仮面の男は時空を超えて呪詛を成就させたというわけです。

奈良県で発見された仮面の用途が何だったのかは誰にもわかりません。

もしかしたら・・・・・

古代王朝における重要な政治局面にて何者かを呪殺する目的で使用されたのかもしれません。

考えすぎだって?

そんな風に考えたほうが面白いじゃない。

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