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2008/09/27

言論の自由が保障されるのは当然のことだが、差別主義が容認されることは許されない。

 なんとも狂った人物が大臣になったものです。

 「いまだにこんな人がいるんだなあ」ってのが、私の素直な感想。

 常軌を逸した発言を見直してみましょう。

 内容は下記のようなものです。

中山国交相の発言内容(抜粋)

《成田空港》

 (滑走路の)1車線がずうっと続いて日本とは情けないなあと。「ごね得」というか、戦後教育が悪かったと思うが、公のためにはある程度自分を犠牲にしてでもというのがなくて、自分さえよければという風潮の中で、なかなか空港拡張もできなかったのは大変残念だった。

《単一民族》

 外国人を好まないというか、望まないというか、日本はずいぶん内向きな、「単一民族」といいますか、世界とのあれがないものだから内向きになりがち。まず国を開くというか、日本人が心を開かなければならない。

《日教組》

 ついでに言えば、大分県の教育委員会のていたらくなんて日教組ですよ。日教組の子どもなんて成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低いんだよ。私は(文科相時代に)なぜ全国学力テストを提唱したかと言えば、日教組の強いところは学力が低いのではないかと思ったから。現にそうだよ。調べてごらん。だから学力テストを実施する役目は終わったと思っている。

 発言内容をみて明らかなように、この中山という人は、右翼思想にこり固まっています。

 それも、かなりアナクロな、反共産主義、左翼敵視、日教組は左翼勢力の温床、といった、レトロというか伝統的な右翼の理論武装をまとった、いまどき珍しいゴリゴリの右翼さんなのです。

 ちなみに、北朝鮮拉致問題担当大臣をしていた、中山というおばさんがいましたが、今回の問題大臣の奥様なんですね。

 この奥様もバリバリの右翼おばさん。

 つまり、妻の中山拉致問題担当大臣も、人道主義的な見地から拉致問題を担当していたのではなく、左翼国家との対決という思想背景が行動の動機づけになっていたことが、たやすく導き出されます。

 拉致被害者の家族会も、とんでもないおばさんを頼ってしまったものです。

 夫婦そろって超タカ派(笑い)

 思想・言論の自由は保障されてあたりまえ。

 個人の思想・信条・信教の自由も当然のこと。

 だけれども、誤った先入観に基づいた差別的視点を、公の立場で影響力を発揮しうる人物が、公衆の面前で表明することは許されることではない。

 また、発言を撤回したからといって、一度発せられた発言が無くなるわけではなく、生じた問題が消えることも無い。

 公人が発する言葉という重みがあるのは当然。

 それ以上に重要なのは、たやすく公衆の面前で上記のような問題発言をしてしまうということは、問題発言に対して確信をもっていることの証明なのだから。

 発言を撤回したって、中山大臣の頭の中は変わらないのです。

 アイヌ人なんて存在しないことになっています。

 成田闘争ではゴネた人が得をしたことになっています。

 日教組が強い自治体は学力が低いことになっています。

 国家を代表する人物の一人が、このような一見レトロとも考えられるウルトラ右翼思想から脱することができていないというのは、どういうことなのでしょう?

 右翼思想の恐ろしいところは、公権力が行うことは全て正しく絶対であり、個人が幸福を追求する権利を否定することにあります。

 個人が意思表示を行い、意見を述べることは“我儘(わがまま)”の一言で片付けられてしまうのです。

 右翼思想の人たちは、社会主義国家のことを、「自由が無い」、「独裁国家」だと言って罵倒します。

 しかし、政治体制こそ異なりますが、全体主義という意味では保守系の国家も変わりないのでは?

 だって、自由主義といいながらも、あくまで自分達の許容できる範囲でのみの“自由”であって、都合の悪い主義・主張は『危険思想』にされてしまうのだから。

 アメリカなんてそうでしょ?

 価値観の相容れない勢力に対しては、当然といった顔で武力介入するでしょ。

 一体何様のつもりか知らないけれど、アメリカに異を唱えると経済封鎖という名の“制裁”をするでしょ。

 ちょっと話がずれちゃったけれど、中山大臣みたいな日本の恥は、発言を撤回したからって思想そのものは変わらないのですから、悪い影響を与え続けることを回避するために早く大臣を辞して欲しいものです。

 そのほうが、よほど“公のため”ですよ。

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