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2008/11/16

スパイス・ボックス

 2008年9月に札幌を旅した時に、すすきのでスープカレーを食べました。

 お店の名前は、『スープカリー工房 スパイス・ボックス』といいます。

   Nec_0455

 食べたメニューは“ブラフマーの瞑想”の辛さ普通のチキン入りです。

 お店は大変わかりにくい場所に存在します。

 須貝ビルの隣の、酒井ビルという建物の2階にあります。

 ただし、この酒井ビルというのが、一般的なイメージのビルとはかけ離れた外観、はっきりいうと普通のボロッちいアパートみたいな建物なので、探しにくいかもしれません。

 私が食べたメニューの他にも、“宇宙原水ナラ”とか、ヒンズー教の神話から引用したような妙な名前のメニューが並びます。

 店内にはお香の香りが充満していました。

 インテリアもインドというか、エスニックなイメージのものをごちゃ混ぜにしたような、ひらたく言うと怪しげな雰囲気の店でした。

 混沌・・・

 どんなものを食べさせられるのかという凄まじい不安。

   Nec_0457

    (一見して、一体何人の人がカレー店だと思うだろう?)

 ラスタカラーも多用されていましたね。

  味の方なんですが、美味しいのです、とっても。

 ただし、カレーなのか?と問われれば、応えは?です。

 日本人の記憶にあるカレーとは違うからです。

 かんたんに言ってしまえば、美味しい東南アジアのスープ料理って感じなんです。

 甘みがあって、スパイスの刺激があって、スープに深みがあって、さわやかさがって、さらっと美味しくゴクゴクと飲み干してしまうようなスープというか・・・・

 カレーという観点から評価してしまうと、不味いと感じる方もいると思います。

 とってもカレーらしくありませんが、美味しいから仕方がないんです。

 どこかの知らない国の、体に優しい元気の出るスープと考えれば、非常にありがたい食べ物と思えてくるはずです。

 まさに神の恵み。

 仏陀が民衆に使わした慈悲深きもの、それがカリー。

   Nec_0456

    (カウンターに並ぶインドの神々の置物)

 ハッキリ言って、私は凄く美味しいと思うし、知り合いにもおススメしたいスパイス・ボックスなのですが、お客を選ぶお店であることも事実です。

 いんちきインド風な店内の雰囲気だけで、味の評価以前に受け付けない方々も多いはず。

 “雰囲気”も味だという感覚を持てるようにしましょう。

  Spice_box_interior

 そんな異空間というか、異次元の空気、従来の常識で評価しがたい、虚空の深みに引きずり込まれることを苦にしない、寛容な精神を持つ人々にとっては、かけがえのないスープカリーになるはずなのです。

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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 履歴書の賞罰 | 2013/09/03 12:24

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