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2011/02/14

UMEZZ HOUSE 探訪記

 私事ですが、神に会ってきました。

 渋谷パルコで開催されていた『天才生誕75周年楳図かずお恐怖マンガ展楳怖』(2011.1.21~2.14)を観に行ってきました!!

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 会期中の毎週土曜日は楳図先生が楳怖に潜伏!?していて、見つけてびっくり「うめこわーっ」が体験できるというのです!!

 神である楳図先生とお会いできる場がセッティングされているのに、行かない理由が見つかるはずもありません。

 なにが私をそこまで突き動かすのか?

 そこに楳図かずお先生がいるから…

 楳図先生と会えるのだから…

 楳図先生がふりまく“幸せパワー”を少しでいいから分けてもらいたい…

 東京在住の同志「U」の支援を受けて、私は上京しました。

  十数年ぶりに。

 当日の「楳怖」は楳図先生に会いたい方々で会場は埋め尽くされていました。

 楳図パワー恐るべし。

 ちなみに行列のほとんどは女子でした。

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 画像がピンボケですがスタッフのお姉さんも赤白ボーダー!!

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 会場内は薄暗くて、楳図先生の作品の数々を趣向を凝らして展示してあり、その展示物を懐中電灯で照らしながら見て廻るというお化け屋敷的な設定でした。

 会場内は当たり前ですが撮影禁止なので、残念ながら画像はありません。

 

 少しずつ順路に沿って進むと、小さな小窓があってカーテンが閉じられていました。

 すると突然…

 ギョエーッ!!!!」という怪鳥音とともに、『14歳』のチキン・ジョージの頭が小窓から飛び出してきました…

 …その直後……

 ありがとーっ!!」という言葉と笑顔を発しながら、小窓の中からなんと…

 楳図かずお先生本人の頭が飛び出してきたのです!!

 ……感動………

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 言葉に表現できないって、こういうことなのだと実感しました。

 もの凄くありがたいものに触れた瞬間って、なんともいえない感情が湧き上がるものなんですね。

 楳図先生の笑顔を拝謁できた…

 楳図先生の肉声を直に聴けた…

 楳図先生の幸せオーラを浴びることができた…

 まだ死にたくないけれど、この世に思い残すことなしっ!

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 感動の余韻に包まれながら渋谷パルコを後にし、京王井の頭線で吉祥寺に向かいました。

 先生の芸術の結集のひとつでもある、吉祥寺の赤白ボーダー楳図ハウスを見学するためです。

 生きかたの全てを芸術と考える楳図先生のご自宅を是非見てみたい…

 衝動を抑えることができないので、同志「U」と吉祥寺駅ビルで合流し楳図ハウス探索を開始しました。

 一歩間違えばストーカー行為になりかねない行動なのに、一緒に探索活動をしてくれた同志「U」に感謝!!!!!!

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 吉祥寺駅のすぐ近くだっていうことは、事前リサーチで方面はわかっているんですが、なかなか楳図ハウスにたどり着けません。

 たまたま近くにいた宅急便のお兄さんに同志「U」が、『赤白御殿ってどこか知ってますか?』と聞き込み。

 宅急便のお兄さんは『赤白御殿??知りませんね…』

 聞き方を変えて『楳図先生の家を探しているんです』と言うと、お兄さんは『ああ!よく知ってますよ。一本向こうの通りを真っ直ぐ行くとすぐに見つかります』

 宅急便のお兄さんの言うとおりの方向を歩いてくと……

 暗闇の中にいきなり『UMEZZ HOUSE』を発見!

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 あまりにも周囲の情景に馴染んでいて、危うく見過ごすところでした。

 とにもかくにも同志『U』のおかげで、楳図マニアにとっての聖地『UMEZZ HOUSE』へ到達することが実現したのです!!

 撮影機材が携帯電話の写メなので、写りは良くないです。

 だけど、夜の暗さと灯火のボンヤリとした明るさが調和しているので、個人的には大満足です。

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 感想としては、とても可愛らしくて落ち着いた色調でした。

 メルヘンチックです。

 けして、景観を損ねるなどという物件ではアリマセン!!

 住宅街としても吉祥寺駅の繁華街から数分なので、報道されていたような“閑静な住宅街”ではないです。

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 地価はかなり高いそうですが、ビバリー・ヒルズみたいなセレブだらけの高級住宅街っていうわけでもないらしいですし。

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 なんで、建造中はあんなに問題になったのか理解に苦しみます。

 自分だったら楳図先生が近くにアートな家を造ったなんてことになったら、自慢しまくりますけどね!

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 暗くて確認できませんでしたが、塀の内側の塗装も赤白ボーダーらしいです。

 庭一面に植えられている樹木が落ち着いた感じで、自然を愛する先生の人柄を象徴しているかのようです。

 私の魂も浄化されました!!

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 以上 、寒かったけれど私の愛する楳図先生にお会いし、聖地巡礼を達成したレポートでした。

 (この記事を親愛なる同志『U』に捧げる)

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