楳図ハウス探訪記〜2013〜

　またまた行って参りました。

　東京は武蔵野市吉祥寺へ。

　敬愛する楳図かずお先生のお宅拝見の旅へ。（本当の目的はすかんち３０周年渋谷公会堂LIVEを観る為なのですが楳図先生もROLLYも下の名前がカズオ繋がりってことで…）

　すかんちLIVEの前日に東京入りしたのですが、仕事が終わってから新潟より新幹線で東京入りし吉祥寺に到着しましたので、既に夕刻。

　あたりは真っ暗…

　とりあえず吉祥寺東急にチェックインし、晩飯も食べずに楳図邸に直行！

　前にも楳図邸をタワーリシチ・Uと訪れたことはありましたが、その時は楳図邸の大雑把な位置しかわからず、右往左往しながら偶然楳図邸にたどり着けたのでした…

　夕方で真っ暗、土地勘も無く心細い、氷雨が降る寒い２月のことでした…

　さすがに今回は下調べを行い、マップをプリントアウトして持参しましたので、楽々到着！

　真っ暗な住宅街に、ぼんやりとした照明に浮かび上がる楳図邸は、幻想的で荘厳な雰囲気を周囲に放射していました！

　『ロッキー・ホラー・ピクチャー・ショウ』のフランケン・フルターのお城みたいでしょ？

　ぼんやりと写っていますが、テラスでポーズを決めているのは、紛うこと無く「まことちゃん」こと沢田まこと様では!?

　暗がりの効果もあるかもしれませんが、周囲の景観と調和していて、何も違和感を感じませんでしたね！

（勿論、熱狂的なファン心理も多大に作用しているのですが…）

　２度目の楳図邸探索は無事に成功しましたが、残念なのは暗闇だったので、楳図先生のトレードマークであり、吉祥寺楳図ハウスの真髄の鮮やかな「赤白ボーダー」を拝めなかったことです。

　幸いなことに、渋谷公会堂のすかんち３０周年記念LIVEは午後６時開演。

　時間はタップリあります（ウシシ…）

　朝食を井の頭公園で食すことにして、太陽のもとで本来の鮮やかな赤白ボーダー楳図ハウスを参拝することにしました。

　なんと！まあ！

　色鮮やかな赤白ボーダーだこと！

　素晴らしすぎる！

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　鼻ったらしの「まことちゃんタワー」もクッキリと空に映えて見えます。

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　鉄製の正面門。

　よーく見ると、鉄の格子の形が「グワシッ！」の型を模しているのが確認できます。

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　楳図ハウスは赤白ボーダーに加えて、濃い緑色が効果的に配色されていますね！　

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　ちなみに、楳図ハウスは建立された頃と比較すると、敷地内の庭木が増えているような気がします。

　まるで緑で隠されているがごとく…

　楳図ハウスに対する心無い中傷や、的外れな批判に晒されて、楳図先生は傷ついて少し内向きになってしまったのでしょうか？

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　ストーカー行為ギリギリの距離まで楳図ハウスに接近！

　庭には多種多様な植物がいっぱい！

　『14歳』に描かれたような、地球から葉緑素が消滅してしまうのを恐れているのでしょうか？

　自然を愛する楳図先生らしいお庭でした。

　郵便ポスト（実際に使用されているものなのか、オブジェとして置いてあるのかは不明）は昔、街でよく見かけた例のアレです。

　やっぱり赤へのこだわり？

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　バルコニーは西洋アンティーク調で、とってもお洒落です。

　ロミオとジュリエットの舞台にピッタリです。

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　敷地内には鉄製のテーブルとイスのセットが！

　テーブルの上には綺麗な赤い花がありました。

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　バルコニーをアップで撮った写真です。

　室内のカーテンもお洒落な仕様みたいでした。

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　楳図ハウスの中央の小窓にまことちゃんを発見！

　なんのポーズなんでしょう？

　グワシッ！

　仮面ライダーの変身ポーズにも見えます。

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　まことちゃんを別のアングルから。

　両手を広げていますね。

　口を大きく開けて何かを叫んでいます！

　そして・・・

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　さらに超ギリギリまで楳図ハウスに接近を試みました。

　窓から少しだけ中の様子を確認できました。

　よーく見ると、そこには…

　赤白ボーダーの人影！！！！

　赤白ボーダーの人物が佇んでいるではありませんかっ！！！

　楳図先生ご本人では？と、一気にテンションが高揚します。

　しかし、この人影、ズーッと動かないんですよ。

　どうやら楳図先生ではなく、等身大まことちゃん人形みたいです。

　楳図先生がご在宅だったかは不明です。

　先生にお会いすることは叶いませんでしたし、当然、楳図ハウス内部の見学もできませんでした。

　だけども、漫画の枠を超越した、今のところ楳図先生の最新にして最大の作品『楳図ハウス』を堪能することに成功し、大満足の吉祥寺滞在でした。